2026.04.16

モカ

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本日もあけました!
今日は「エスプレッソ」の日です。以前、私が毎日コーヒーを飲んでいると記しましたが、昨日に続いて紹介したい発明のお話です。

▼ビアレッティHPより抜粋・要約
The Moka Express / モカ エキスプレス
・バールでしか飲めなかった味わい深いコーヒーを自宅でも、と考えたアルフォンソ・ビアレッティは、シンプルで簡単に使えるアイテムを考案
・そのために使用したのは、軽く、耐久性に優れる当時の最先端素材、アルミニウム
・オリジナルのモカ エキスプレスは、1933年に登場以来、その姿はほとんど変わっていない
・ビアレッティのアイコン、8角形を思わせるシルエットは、アルフォンソが妻のプロポーションをヒントにしたもの。小さな頭、しっかりとした肩、引き締まったウェスト、ハンドルは腰に当てた手と腕、ボイラーのラインはプリーツスカート
・モカの名称は、世界有数のコーヒー豆の産地、イエメンのモカ (Mokha) にちなんでいる

と文字面だけでは、見たことのない人には全然イメージが湧かないと思いますので、ぜひ検索してみてください。たぶん「あー、なんか見たことある!」となる方もいるでしょう。実際、自身で使うようになってから、海外の映画の中でもしばしば登場していることに気づくようになりました。

この、1933年に誕生した独創的なイタリアン・モカ ポット「モカ エキスプレス」を私は愛用しているのですが、確かまだ2年足らずの記憶です。以前に、手動のコーヒーミルを買ったのが、かれこれ7-8年前と記しましたが、その時にこの製品を店頭で目にはしていました。ただ、なにに使うのか? どんな風に使うのか? がわからず、きっと上級者用で自分には手が出ないものだと感じました。
それが改めてその店に訪れた際に、どうしても気になってお店の方に聞いたところ、丁寧に詳細教えてくださり、即決購入したのです。

スローガンで謳われていた”Sembra facile (簡単そうだね)” の通り、使い方はとても簡単です。

・まず、ボイラーのセーフティバルブの下まで常温の水を注ぎ
・ろうと型フィルターにコーヒー粉を入れ
・モカを熱源にかけ
・弱火でゴロゴロと音がするまで待ち
・あとは火を止めて完成

これだけで、とても濃くて美味しいコーヒーが楽しめるのです。ただ、直火式の蒸気圧で抽出する器具を一般的にマキネッタ(Macchinetta)と呼び、ポンプ式の高圧で抽出するエスプレッソマシンとは、主に抽出圧力・抽出温度(・クレマの有無)の違いがあることから、前者のコーヒーを本場イタリアではエスプレッソではなく「モカ」と呼ぶそうです。

同社によると「本物のイタリアン コーヒーエクスペリエンスを提供」とのことですが、一個人の感想を述べると、これを使いはじめてからというもの、下手に外のお店で飲むよりも、家で淹れるこのコーヒーの方が自分好みで「断然、美味しい」と思っています。

そんな家庭でのコーヒーの淹れ方に革命をもたらした素晴らしいアイデアが、日常生活のインスピレーションから生まれたものだと知り、余計に好きになりました。

・洗濯中の女性を眺めていたアルフォンソは「lisciveuse」という道具をみつけた
・彼女たちは、真ん中にスチールパイプのあるその容器に洗濯物を詰めたら、火にかける
・すると容器内部の水が沸騰し、中央のスチールパイプから上がっていくことで、石けん水が均等に洗濯物に行き渡る

なんと、当時の洗濯機の原理を元にしたコーヒーメーカーを思いついたというのです!

イタリアの家庭には、ほぼ例外なくモカがあると言われるほどですが、それもそのはず。「簡単」「美味しい」に加えて、シンプルなシルエット、できあがりを教えてくれる「ゴロゴロ」と鳴る音、そしてそれを少し待つ時間という過ごし方まで、素敵な要素が勢ぞろいの一連の体験をさせてくれるのですから納得です。

そんなイタリア製を象徴する元祖コーヒーメーカーは、1919年以来、コーヒーを再定義し続け、伝統に根ざしながらも未来を見据える再発明で、今なお製品をアップデートし続けています。

日本の伝統の和菓子だけでなく、イタリアの伝統の飲み物もか、と唸らされます。日常の革命で、幸せもかなえてくれる、ともに素晴らしいアイデアです。
最強タッグなのは、いちごと大福の組み合わせと同じく、いちご大福とコーヒーの組み合わせもか♡

ご一読いただきまして、ありがとうございました

それではみなさま、よいあけがたを!