2026.04.17
成す
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本日もあけました!
「一富士・二鷹・三茄子」。今日は「なすび記念日」だそうです。
そもそも「なすび」ってなんなんでしょう。農林水産省の作物分類によると「なす科果菜類 Fruiting vegetables, Solanaceous plant」で、作物名(Crop name)は和名(Japanese)で「なす」と記載されています。
”び”がないですね。しかも、「茄」の一文字で「なす」とも「なすび」とも読むらしいのです。じゃあ「子」は要らないんじゃないか。見た目のバランスだけ? いやもしかして「子」が「び」に当たる? とも一瞬考えますが、やはり関係なく、単に中国の植物名をそのまま使っているからだそうで、「茄」は植物という意味、「子」は果実という意味らしいのです。
ただ、中国語での発音は全然違う「チェズ」と英語の「Cheese(チーズ)」に近いみたいです。漢字は踏襲しているのに、「なす」という呼び名の由来は諸説あるようで、果実の味にえぐみがあることから「中酸実(なかすみ)」とか、夏に果実がなる夏野菜の代表格の「夏実」「夏味」とか。
でも、後者の「夏」はいまひとつピンと来ません。茄子と言えば「秋ナス」が美味しいイメージも強いですし、大体4月17日(よいなすび)が記念日だと時期的に「夏」というにはまだ早過ぎないかとツッコミたくなります。
ここで冒頭の「一富士・二鷹・三茄子」にまつわる人物の登場です。それは、天下を治めた「徳川家康」。「一富士・二鷹・三茄子」は家康と縁の深い駿河国(するがのくに)に関連した説が多く、たとえば、家康が好きなものや隠居した地の駿河国の素晴らしい名物を3つ並べた、など言われています。その家康の命日が410年前(旧暦)の今日なのです。
ですが、念のため、英名(English)も押さえておくと「Egg plant」とあります。直訳で「卵の植物」ですが、茄子が卵のような形に見えるからだそうです。そして気づいたのですが、日本語では「玉子」とも表しますね。つまり、中国語も英語も「子」が共有の「茄子」とした・・・なんて、新説発見とはなりませんね。
なにはともあれ、初夢でみると縁起が良いとされるTOP3に入っている茄子は大したものです。
「不死」に通じる富士、「高・貴(たか)」に通じる鷹、「成す」に通じる茄子。そしてその茄子をこよなく愛したのが、太平の世を成すに至った家康。そんな「なすび記念日」は、なにかを成す日にしましょう!!
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
