2026.04.15
福
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本日もあけました!
よく「クリエイティブとは、まったくのゼロからのオリジナルアイデアを生み出すというよりも、既存のモノの意外な組み合わせを考えつくこと」なんて話を見聞きしたことがあると思います。
4月15日は「いちご大福の日」。「よ(4)い いち(1)ご(5)」という語呂合わせと「いちご大福」の旬の時期との思いから、早稲田大学いちご大福研究会が制定したそうで、制定者名に大学名が付いて登録された初めての記念日でもあるそうです。
兎にも角にも「いちご大福」を最初に考えた人、すごいですよねぇ。「いちご」×「大福」という、それまでだれも思いつかなかった既存の組み合わせによる発明です。
その発祥にあたる元祖はどこかと言うと諸説あるようですが、有力なのは創業大正元年の和菓子処 大角玉屋が商標登録されている商品のようです。ただ、ただの大福ではなく豆大福で、見た目も中にいちごが完全に包まれているものです。三代目が、昭和60年に日本で初めて「いちご」×「豆大福」の製品を製造・販売したそうで、今では全国の和菓子店が、猫も杓子も「いちご大福」とばかり店先に並べています。以来、和菓子界の王者と言っても過言ではない絶対的な人気商品として君臨していますが、一般的には豆のはいっていない「大福」が多く、また大きないちごが外にはみ出すどころかドーンと乗っかっているものだったり、進化系のような生クリームが入ったものだったり、バラエティに富んでいます。
それぞれの独自の美味しさの追求による差はあれど、大きくは「お餅」「餡」「いちご」の絶妙な組み合わせが、これほどのブームと定着につながったのです。甘さと酸味、白と黒に”ばえる”赤、柔らかさと歯応えといった「味覚」「視覚」「食感」の3拍子揃った素晴らしい相乗効果は、掛け算以上の力で魅了します。不思議なことに、いちごが加わるだけで、どこか洋風な気品漂う堂々たる佇まいにさえ映ります。
でも、それだけではない、もうひとつの重要な点として「響き」もあると思うのです。昔から洋菓子においても、いちごのショートケーキは、美味しく華やかで不動の人気を誇り、お祝いの幸せな場面に相応しい定番として欠かせない存在です。その「いちご=幸せ」ムードに相まって「大福」というこれ以上ない超ハッピーな名前!! なんということでしょう。
この最大幸福数とも言いたくなるほどの最強タッグで、見て善し・聞いて善し・食べて善しのパーフェクトなスイーツが完成したのです。
わずか一口サイズの和菓子にもたらされる幸福の威力は半端ではなく、”口福絶倒”なクリエイティビティ溢れる「いちご大福」に完全降伏です。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
