2026.08.19

マーケ

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昨日一昨日に続く、「戦争に纏わる言葉シリーズ」第3弾です。
日常的に浸透している意識や言葉は、想像以上に数多くあります。なかでも、企業活動において、だれもが口に耳に目にするものがあります。私自身、そういった言葉をずっと使い続けてきた張本人でした。なにしろ広告会社に長年勤めていましたから…。


それは、マーケティング用語です。

「キャンペーン」
「ターゲティング」
「ストラテジー」

など横文字のせいか、まったく気にせずに使っているワードがたくさんあります。それに留まらず、日本語でも”どストレート”に「空中戦」「地上戦」といった非常に物騒な言い回しも流通しています。会社での会話だけでなく、本屋に行けば、この手の言葉が棚にもずらりと並んでいますね。

広告会社はクライアントのお手伝いをしている会社であり、それら数多ある企業自体が、日々の「マーケティング活動」において、こういった用語にどっぷり浸かって、軍事的な意味合いなどほとんど意識することなく使っていると思います。それこそ広告という宣伝活動自体、戦争や政治に絡む「プロパガンダ」として展開されてきた歴史があるほどですが。

実は、この場を借りて告白しますと、広告会社を離れて「株式会社旦(あけがた)」として活動をあらたにした私は、仲間と議論をする際に「マーケティングやケイパビリティなんてクソくらえ」(スイマセン!物騒ではないけれど、品がなく…)とよく口にしています。

その理由は、自身の業務経験上、こと日本の企業における「マーケティング」は過去踏襲の比重が大半との実感が強かったからです。もちろんデータは非常に大切ですが、他社事例や過去の数値などを追いかけ回して”どれだけ失敗しないか”という小さな成功を追い求める意志なき「狭義のマーケティング」が横行しているように感じられてならなかったのです。それこそが大きな失敗(負ーけティング⁈)であることに気づかずに。
本来、マーケティングとは市場創造であり、本当の意味での成功を掴んでいく自らの挑戦のために必要な活動であるはずだと思うのです。そういった「広義のマーケティング」ではなく、シェア争いや顧客争奪という企業同士や企業と顧客間の闘い(=対立戦争)に明け暮れてきた結果が「失われた30年」であることは、れっきとした事実ではないでしょうか。

こう考えると、よく「戦争を知らない世代」などと言うものの、戦争用語にまみれた日常に現代のおとなもこどもも身を置き、無意識のうちにすっかり身に染みてしまっている「戦争用語と知らずに使っている世代」と言えます。これは本当に恐ろしい社会・文化だと強く感じます。

私は今、企業活動という名の戦争から距離を置き、従来の(狭義の)マーケティングではない形での活動を模索しています。世界がいつまで経っても平和にならないように、企業活動においても日々戦争状態が続く中、決して容易いことではありませんが、「平和」な(マーケティングをあけていく、あーけティング⁈)アプローチで、”ねこ”のように壁を乗り越えていきたいと考えています。

ご一読いただきまして、ありがとうございました

それではみなさま、よいあけがたを!