2026.02.20

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本日もあけました!
信じる力って本当に大事だなぁと、つくづく感激してしまいました。

きっかけは、昨年4月のこと。私は、ほぼ毎日コーヒーを飲むのですが、基本的に豆から挽いて淹れています。と言っても、毎回挽くほどではなく、1週間分程度まとめて挽いてしまう横着で、そこまでマメではないのですが、手動のコーヒーミルを買ってから、もうかれこれ7-8年になると思います。そんな日々を重ねていくうちに「いつかコーヒーの実を食べてみたい」と思うようになり、たまたま近所の商業施設に期間限定で開いていた花屋さんでコーヒーの木を見かけ、購入したのでした。

コーヒーの木は、実ができるまで3年ほどかかると聞きましたが、それでも「あの真っ赤な実を食べたい」一心で迷わず購入しました。3年後なんて相当先のことで、そんな気長に待てないと思う人も多いのではないかと思いますが、自分の考えは逆で、振り返ってみれば3年はあっという間だし、3年という期間で捉えれば、むしろ少しずつ育っていく経過も含めて楽しみが続く、とても素敵な時間と思えたのです。

そんなコーヒーの木を育てる中、冬本番を迎える前の昨年11月頃、季節外れの温かい陽気が続いた時期があった際に、少し鉢が窮屈になってきているのでは?と気になっていた頃だったため、これは好機と判断し、思い切って鉢を植え替えたのです。その後も順調に成長を重ねてくれているのですが、当然ながら、植え替えたことによって前の鉢がなにもない状態になり、特に使い道もない中、処分するのはもったいないけど、仕舞っておくにも場所を取るしなぁと考えを巡らせた結果、元通りに土を戻し、植え替えたコーヒーの木と一緒に水遣りをしてあげることにしたのです。

これだけ聞くと、ヤバい奴なんじゃないかと疑われるかもしれませんが(笑)、理由として、コーヒーの木の根が鉢の内側や底の辺りまで伸びてくっついた分が少し張り付き気味に残っていたものがあって、しかもまだ色も白く生きているように見受けたため、「もしかしたら、万が一にも育つことがあるかもしれない」と思ったからです。でも、まったくの素人考えで、コーヒーの木でそんなことが起こるのか特に調べたわけでもなかったため、なにも起こらなくて当然という前提で、コーヒーの木に水をあげるときに一緒にあげるのを数か月続けたのでした。

すると面白いことに、しばらくして小さな緑の芽が出てきたのです。明らかにコーヒーの木ではなく、見た目は単なる雑草です。普通なら「なんだ雑草か」と芽を摘んでしまいそうなものですが、とにかく不思議で仕方なく、そのままにしておきました。これまでコーヒーの木を育てている間、そんな雑草はまったく生えてこなかったのに、コーヒーの木がいなくなった後、ただ同じ土をそのまま戻しただけにもかかわらず、なぜ現れたのか? コーヒーの木がいなくなったという大きな環境変化や、土がほぐされかき混ぜられた好影響があったからか? まあ、せっかく出てきてくれたのだから育ててみようと思い、続けていたところ、ある時からアッという間に増え、さすが雑草魂と思いながら、どこまで増えるのか見守ることにしました。

その成長のたくましいこと。いよいよ蕾までできたのです。あえて比較すると、ゆっくりながらも少しずつ着実に大きくなっているコーヒーの木に比べて、ある瞬間から一気に広がりをみせる成長速度に驚かされます。そして、成長とともに明らかになってきた葉の形からして、いわゆるクローバー(シロツメクサ)だと確信していました。ですから、白い花が咲くと思い込んでいたところ、ついに昨日花開いた様子を目にして、またビックリ!! きれいな黄色だったのです。これはなんだろうと調べてみたら『カタバミ』だということが判明し、さらにビックリ仰天!!! なぜなら、『カタバミ』は我が家の家紋を司る花だからです。こんな偶然あるものなのか・・・。

土の中にコーヒーの木の根があったから水遣りを続けた先に、想像とは全然違う結果が得られたのです。見た目には、鉢にただ土があるだけで、なんにもない。芽吹くとも期待せず、でもなにか起きるかもしれないという感覚で続けた結果、思いもしない力がグングン伸びてきたのです。
これは、こどもと一緒ですね。花はそれぞれの速さで、咲く時期もその大きさも色もすべて違う。それを一律に無理やり同じように咲かせようとする教育は、愚の骨頂です。見えないものを信じて、なにも目には映らなくても心の目でゆったり見守ることが、埋もれた力を引き出し伸ばす、最大の環境づくりなのだと改めて教えられた気持ちです。

『カタバミ』の花言葉は、そんな想いにもつながるような「喜び」「母の優しさ」とのことで、とても素敵です。そして他にも「あなたとともに」もあるそうで、これは旦の掲げる「”あなたらしい あたらしいが あけるとき” をともに迎える」と重なります♪ 極めつけは、「輝く心」。その理由は、”光り輝く昼に花開き、暗い夜に閉じる性質”に由来しているらしいのですが、これは太陽そのものですね。夜にはいなくなってしまうけれど、あけがたに昇ってきて、日中に最高にあかるく照らす光。旦の志想とも合致するような、奇跡のカタバミに、大きな後押しの力をもらった気持ちで一杯です。さあ、今日もまた伸びやかにあけていこう!

ご一読いただきまして、ありがとうございました

それではみなさま、よいあけがたを!