2026.02.17
堂々
-155-
本日もあけました!
目頭も胸も熱くなるような熱戦が繰り広げられている冬季オリンピックも、残すところ1週間となりました。
今大会、日本人の快進撃ぶりは、すでに過去最多の前回大会(北京2022冬季オリンピック)のメダル数18個を上回る勢いですが、日本時間の2月17日現在、17個というのも偶然の語呂合わせになっていて、さらなるミラクルが期待できそうです♪
その内訳は、金メダル3個、銀メダル5個、銅メダル9個で、そのどれもが輝かしいものですが、大きな目標を掲げて挑戦し続けてきた選手にとっては、時としてその色に納得がいかず、悔しさを露にすることもあります。
アスリートである以上、「競技」の文字通り、勝ち負けを競い合うことが前提としてあるわけですが、その上でアーティストの面も多分にあると感じます。それは表現的な要素が大きく絡むフィギアスケートなど最たるものですが、昨今人気の高まっている、アクロバティックな技のスノーボードやスキーの競技なども一定当てはまるでしょう。ただ、どうしても競い合う比較として何回転といったわかりやすい”基準”があり、皆それを追究しがちになりますが、そこに一石を投じた若者がいました。
初出場の17歳の新鋭、山田琉聖選手です。スノーボード・男子ハーフパイプで圧倒的な高さと独創性が評価され、一時首位に躍り出ました。5.5mに達する高さも備えた独創的なルーチンで、だれもがメダルを狙って挑むトリプルコークは一切組み込まない唯一無二のスタイルで魅了した結果、見事銅メダルを手にしました。他の選手とは被らない個性的な技を強みと自認し、あくまで”魅せる”信念を貫いて表彰台に立ったのです。
高回転技で周囲が競い合う中、自分のルーチンを貫いて3位になったことに純粋な喜びも口にしていますが、恐らく本人にとっては銅メダル以上の価値に値するものだったのではないかと思われます。
山田選手を形容する言葉は、「異彩」「異端」と驚きをもった表現で、その衝撃の大きさを物語っていますが、ひとと異なる土俵で己の最高のパフォーマンスを追究するクリエイティビティは、アーティストとしての光をひときわ強く放っていたのでしょう。きっとその眩いばかりの土俵にジャッジも魅了され、他の選手からもリスペクトされる勇者になったのです。
自ら土俵をつくる人間になるか、他人の土俵に縛られながら今のまま突き進み続けるのか、それは突然のゲームチェンジが起きた時に慌てて動いても手遅れです。あなたは、どちらで生きますか?
メダルの数や色も大事かもしれませんが、自身も周りも魅了する銅メダリストは、まさに昨日の「ジ・イロ」を地で行く堂々たるものですね。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
