2025.10.29

エルオー

-85-

本日もあけました!人類にとって今や欠かすことのできない、社会を激変させ、重要なインフラにまでなった技術が誕生した記念すべき日です。

▼インターネットの誕生:総務省HPより抜粋・引用
・インターネットの起源は、米国の国防総省の資金提供により1967年に研究を開始したパケット通信のネットワーク、ARPAnet (Advanced Research Projects Agency NETwork:アドバンスド・リサーチ・プロジェクト・エージェンシー・ネットワーク)
・ARPAnetは1969年に米国内の4つの大学・研究機関を接続する形で運用が開始された
・主に大学・研究機関の間を接続するネットワークの構築が進み、その後、商用化が始まった
・日本におけるインターネットの起源はJUNET(Japan University NETwork:ジャパン・ユニバーシティ・ネットワーク)と言われている
・JUNET は1984年10月に東京大学、東京工業大学、慶応義塾大学の3大学を結ぶネットワークとして実験が開始され、最終的に約700の機関を結ぶネットワークとなった
・1988年には、JUNETへの参加者が中心となり、大学研究者などによりインターネットの実験を行う「WIDE(Widely Integrated & Distributed Environment:ワイドリー・インテグレイテッド・アンド・ディストリビューテッド・エンバイロンメント)プロジェクト」が発足
・このプロジェクトにおいて構築されたネットワークは、当初非営利の使い方で発展
・接続する組織が急増し、そのままでは対応できなくなったため、プロジェクトのメンバーを中心として、1992年に日本初の商用インターネットサービスプロバイダーIIJ(Internet Initiative Japan:インターネット・イニシアチブ・ジャパン)が設立され、1993年にインターネット接続の商用サービスを開始
・1995年にMicrosoftが発売したWindows95は、インターネットが普及する大きなきっかけに
・当時、インターネットが体験できる機能はまだ珍しかったため、プリインストールしたパソコンからダイヤルアップ接続したり、Webブラウザを使ったりできるWindows95は大きな話題になり、多くのユーザーを獲得
・1990年代後半では、通信速度が十分ではなく、使った分だけお金がかかる従量課金型だったため、画像などのデータ容量の大きなコンテンツは読み込みに時間がかかったり(1枚の画像を読みこむのに数分かかることも)、通信料が高くなったりするため、あまり使われず、文字情報でのやりとりが普通だった
・その後1999年から商用での提供が始まったADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:アシンメトリック・デジタル・サブスクライバー・ライン)は、定額料金・常時接続で、これによってインターネットはより安く便利に使えるようになり普及
・郵政省(現総務省)は、2000年に様々な事業者がADSLサービスをスムーズに提供できるようにするためのルールを整備
・2001年にはそれまでの料金水準と比べて大変安い料金でADSLサービスが提供されるなど、様々な事業者間の競争の結果、より安い料金でより高速のサービスが利用できるようになり、ADSLサービスの契約数は増加
・日本のインターネットは、高速・定額料金・常時接続というブロードバンドサービスとして、広く普及
・また、FTTHサービスも普及が進み、現在の固定系ブロードバンドサービスの主流に

・2024年末の固定系ブロードバンドの契約数*¹は4,699万(前年同期比0.9%増)、移動系超高速ブロードバンドの契約数*²のうち、3.9-4世代携帯電話(LTE)は1億1,341万(前年同期比6.2%減)、5世代携帯電話は1億709万(前年同期比23.8%増)、BWAは9,016万(前年同期比3.8%増)

*¹ 固定系ブロードバンド契約数は、FTTH、CATV(同軸・HFC)、DSL及びFWAの契約数の合計
*² LTE、BWA、5Gの契約数(3GやPHSの契約数は含まない)

当初は、技術者や研究者、学生など限定的な人々の間で様々な議論や情報交換のために利用されるところからはじまり、回線が高速・大容量化して一般に使われるほど爆発的に広まったインターネット。今では日々世界中で動画をはじめとした膨大なデータがやり取りされている状況からは想像もつかないほど、そのデビューはほろ苦いものでした。

アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校とスタンフォード研究所に設置されたコンピューターの間で初めて送受信されたメッセージは「lo」というアルファベットのたった2文字。本来は「login」の5文字だったのが、最初の2文字の受信が成功したところでシステムダウン。つまり、2文字受信できた点では偉大な一歩となる成功であり、残り3文字受信できなかった点では出鼻を挫かれた大失敗だったわけです。

僅か2文字の「lo」に成功と失敗の両方を一挙に得る大いなるまなびですね。

ご一読いただきまして、ありがとうございました

それではみなさま、よいあけがたを!