2025.10.21
失敗ノベーション②
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本日もあけました!
昨日は、タイトルの「失敗ノベーション」シリーズ序章として「シベリアトラ(アムールトラ)」について取り上げました。まずは手始めに、”失敗×イノベーション”のうち、失敗比重の話から入りましたが、ここからはまさに”イノベーション”も成し得ていった人々で展開していきます。
そのトップバッターを飾るのは、かの偉人「トーマス・エジソン」氏です。
今日10月21日は、日本電気協会により昭和56年(1981年)に制定された「あかりの日」です。
遡ること141年前の明治12年(1879年)10月21日、エジソンが白熱電球を完成させたことに因みます。
▼トーマス・アルバ・エジソン:Thomas Alva Edison(1847年2月11日-1931年10月18日)
・アメリカ合衆国の発明家、起業家
・およそ1,300もの発明と技術革新を行った発明王
・なかでも「音を記録し再生する蓄音機(フォノグラフ)」や「動画撮影機キネトグラフ」、そして「京都八幡村の竹フィラメントを用いた白熱電球の長寿命化」が三大発明として有名
そんな「発明キング」エジソンの数ある名言のうち、代表的なものとして
“Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.”
「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
“I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.”
「失敗したことはない。ただ、うまくいかない1万通りの方法を見つけただけだ。」
“Failure teaches success.”
「失敗は成功を教える。」
などがあります。
これらは全面的に「失敗」を謳っています。1つ目に挙げた名言はあまりにも有名ですが、言葉として「失敗」は使っていなくても、”努力≒失敗”だと私には読み取れます。なぜなら、2つ目や3つ目の名言からして、努力とは多くの失敗からまなぶことを指しているのは明らかだと思うからです。
ちなみに、3つ目の言葉は、日本人にとって聞きなじみのある意訳「失敗は成功のもと」「失敗は成功の母」になった発言だという説が有力です。(そもそも英語のことわざをエジソンが使ったという話もあります)
エジソンの偉大な功績を物語る異名は「メロンパークの魔術師」「アメリカ映画の父」「訴訟王」など様々ありますが、真にその凄みを表すに相応しいのは、とてつもない数の失敗を重ねることでまなび続け、数多くのインベンションとイノベーションを起こした究極の「失敗王」ではないかと思います。
そんなエジソンは、すでに幼少期より世間の目には大失敗に映っていたことでしょう。
・小学校に1855年(8歳)入学するも、3か月で退学し母親に勉強を教わる
「なぜ」「どうして」の質問攻めで、教師からは低能児の烙印を押されてしまったと言うのです。でも、母親だけは我が子を理解し、信じてくれたことで、エジソンは独学によって世界の発明王となり得たのでした。
「失敗王を成功(発明王)に導いたのは母である。」
と言いたくなります。実際、母親を亡くした際に「僕を理解し、才能を開花させてくれたのは母だけだ」とエジソンは嘆き悲しんだと言います。
まこと「ねこだま」王な親子です。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
