2025.09.22
コンコン
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本日もあけました!
前回たどり着けなかった「なぜ、犬神社はあまり聞かないのか」を”狛犬”から調べていた続きです。
▼神社本庁HPより引用
・神社によっては狛犬ではなく、狐や牛などの場合もある。
・狐は稲荷神社、牛は天満宮に見られ、共にお祀りされている神さまの神使(しんし)であるとされている。
・神使は動物や魚などさまざまで、動物が神意を伝えるという話は、『古事記』や『日本書紀』に見られる。
・特別の存在である神の使いは、御祭神となんらかの縁故にて繋がっている。
「狐」と言えば「稲荷神社」が瞬時に浮かぶと思います。その稲荷神社の中には”狛狐”と称している記載もいくつか見受けますが、これはきっと”狛犬”という耳慣れた表現をなぞらえて親しみやすい響きに置き換えているのだと拝察します。なぜなら、狛犬以上に「狛(高麗)」とは関係がなく、かつ上記の通り、あくまで「神に仕える使い」であって、神社の守護や魔除けではないため、境内で同じように構えている像に見えても、まったくその意味合いが異なるからです。
▼伏見稲荷大社HPより引用
Q:「お稲荷さん」ときつねの関係は?
A:「稲荷大神様」のお使い=眷族(けんぞく)はきつねとされているが、野山にいる狐ではない。眷属様も大神様同様に我々の目には見えず、白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめる。
日頃、なにげなくお参りしていますが、意外とこの辺りのことが曖昧になっている気がします。
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勿論「稲荷大神様」はきつねではありません。
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とも書かれています。確かに、お稲荷さんと言えば、狐の好物とされている油揚げをお供えしますが、神様へのお供えではなく、その使いへのお供えであるのに、いつの間にか狐自体を神様と混同してしまってお供えしている感覚は、言われてみると思い当たる節がありません?
まあ、油揚げのことまで”おあげさん”なんて呼んだり、油揚げを使った寿司を「いなりずし」と呼んだりするものだから、誤解するのも無理ないですよね。
ちなみに、『日本の神社で一番多いのが「お稲荷さん」で、約3万社あるといわれている。』のだそうです。五穀豊穣、商売繁栄などの祈願でお参りする、とても身近で大切な神様ですからね。
あれ? なんだか狐の話をコンコンとして、またしても「犬神社」の件に行き着きませんでした。
まるで狐につままれたような気分です…。次回こそは!
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!