2025.09.17
湯
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本日もあけました!
昨日、最後に「水」「沸かす」なんてキーワードを挙げましたが、そこからつながる世にも不思議な話です。
突然ですが、質問です。「水」を「沸かす」とナニになりますか?
って「そりゃ、お湯だろっ!」と怒られそうですが、はい、そーゆー話です。笑
紹介するのは、「湯」と「ねこ」の関係です。
ちょうど今日17日から来月13日まで開催される「第21回ねこまつりat湯島」をご存知ですか?
私は全然知らなかったのですが(当然一度も行ったこともありません)、2015年9月に第1回目が開催され、以降毎年2月と9月の2回実施されているようです。もちろん、2月は「ねこの日」の22日を挟んで催されます!
「坂道と細い路地が続く下町情緒の漂う魅力にあふれたエリアで、そんな路地の向こうにふと顔をのぞかせる猫の似合う…」ということで、猫をテーマに地域活性を目指してスタートした「ねこまつり at 湯島」は、今や1開催あたり約1万人動員という盛況ぶりで、例年、保護猫カフェや雑貨店、飲食店などの個性豊かな店舗と神社が参加し、猫好きの心をくすぐるイベント満載です。
猫にまつわる商品や料理、スタンプラリー等に加えて、湯島に古くから根付く妻恋神社で「ねこまつり限定御朱印」が頒布されたり、宮司サブちゃんによる「ねこまつり神社」が出現したり、ねこ好きにはたまらない「ねこ三昧」な期間となります。
と、ここまで読んで、「さては、いよいよ苦し紛れに強引に”湯”から都合よく”湯島”のねこイベントに持っていったな?」と思われたあなた、大正解です!
って、まあ、そーゆー面も無きにしも非ずですが、もうちょっとあるんです。
東京の湯島と同じ「湯島」が熊本にもあるのをご存知でしたか?
ねこ好きの方にとっては、知っていて当然というほど有名な「猫島」として知られる、有明海のほぼ中央に浮かぶ、熊本県上天草市の離島です。
・周囲約4キロの中で暮らす島民は僅か約200人
・その人間よりも多い約250匹の猫が暮らしている
・島民は「人と猫との共生」を掲げ、ほぼ全ての猫に名前をつけている
・ワクチン接種や去勢、不妊手術といった健康管理まで行っている
・「住(じゅう)ニャン基本台帳」がある!
といった「地域猫活動」に島を挙げて取り組んでいるというから驚きです。
なんでも今から4年ほど前に島で突然広がった”ねこの感染症”により、当時250匹ほどいたねこが、ほぼ半減してしまったことがきっかけとなったそうです。
・パルボウイルスという、ねこの伝染性腸炎で、1匹でも感染すると広まってしまう
・吐き気、下痢といった症状で、病院に運ぶ間もなく亡くなるほど致死率の高い恐ろしい病気
・獣医師がワクチンの投与を続け、収まったものの、以後、ねこの命を守るために、250匹ものねこの名前やワクチンの履歴を残す記録をつけている
という人間とねこの素敵な関係があるのです。
ちなみにですが、私はこの島に設置され島猫の姿を映す「24時間配信ライブカメラ」があることを以前に知り、いつか”猫島”と”ねこだま”でご一緒したいなと、勝手に想像してワクワクしています♪
ねこには、「下町」「路地」「神社」「寺」「島」などの風情というか、どこか人間の営みとつながるHOTな感性がありますよね。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!