2026.09.11
八朔
-220-
八月朔日があけました。
太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が当月の朔日になるということで、今年は9月11日(新月の瞬間は12時27分)が太陰太陽暦の8月1日(朔日:ついたち・さくじつ)にあたるそうです。
▼日本気象協会HPより抜粋・引用
・早稲(わせ)の穂が実る季節で古くは農家で収穫の無事を祈念し、田の神に供え物をして豊かな実りを願った
・初穂を恩人などに贈る「田の実の節句」とも言われていた
・「田の実」が「頼み」に通じることから、鎌倉時代(1185年~1333年)に、武家や公家の間でも日ごろ頼むところ、お世話になっている主人や師匠などに礼や贈り物をする日として広まっていった
・八朔の風習は、室町時代(1336年~1575年頃)には幕府の公式行事となり、大名や寺社が刀剣や馬などを献上した記録が残っている
・このような贈答習慣は武家社会を中心に広まっていき、江戸時代には徳川家康の江戸城入城が天正18(1590)年8月1日だったことから、幕府はこの日を祝日に定め、幕府や武家にとって正月に次ぐ重要な日となった
・大名や旗本が、将軍家に祝辞を述べる「八朔御祝儀」と呼ばれる行事も盛大に行われていたそう
また、果物の八朔の由来も…
・万延元年に広島県因島の恵日山浄土寺で、当時の住職であった恵徳上人によって発見された
・その名がついたのは明治19年で、当時8月1日頃から食べられていたため、その時期を意味する名前となった
ということで、エッセンスとしては「感謝」の日であり「はじまり」の日である、と言って良さそうですね。
ただ、実際の八朔の食べ頃は2月から3月頃でズレがあり、八朔の頃だとまだ果実が小さく食用には適していないことから、真偽のほどは不明のようですが~。
果物はさておくとして、朔日は「新月」という起点になる日です。はじまりは常に暗闇から生まれるものなんですね。夜空の月は真っ暗な中から少しずつ満ちていき、やがて明るく照らしていく。あけがたの太陽だって同じように、夜の暗闇から少しずつ昇っていき、空一面が明らんでいく。
あたらしいことは、いつも真っ暗な世界に灯る小さな明かりからはじまるもの。
感謝の気持ちとともに、あなたらしいあたらしいをあけていく。
八朔の今日を、ぜひそんな素敵な一日にしてください。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
