2026.04.13
うまい
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本日もあけました!
「タツキ先生は甘すぎる!」(日本テレビ系 4月期新土曜ドラマ)の初回放送を観ました。
「学校に行きたくない子どもたちと一緒に、時に笑い、泣き、迷いながらも、多様化する生き方に希望を見出していく、新たな形のヒューマンドラマ」と銘打ち、毎週土曜21時放送で11日スタートというのを当日に偶然知り、第1話を視聴しました。
アケガタログでも触れていた通り、小中学生の不登校が12年連続で過去最多を記録し、今や35万人を超える世相を映した内容で、いよいよドラマで描かれるほど顕在化してきたなと思いました。というのも、漫画などの原作のドラマ化ではない、最近では珍しい完全オリジナル作品と知り、余計にそう感じたのです。
学校に行けない子どもたちの居場所・フリースクール「ユカナイ」を舞台に描く物語で、その教室長を務める主人公・浮田タツキ(演じる町田啓太さん)は、こどもたちと”楽しいことだけ”をやる姿勢で、日がなゲームをしたり、遊んだり。面接に訪れた元中学教師の青峰しずく(演じる松本穂香さん)は、真面目そのもので出で立ちも一人場違いのようなスーツ姿。特技を聞かれ、最初「勉強を教えられること」をアピールしたところ、タツキの反応は「そういうことじゃないんだけどな」。このままではきっと落ちると焦ったしずくは「不登校経験があることからこどもたちの気持ちがわかる」との必死の自己PRでなんとかその場で採用してもらえたものの、心配する親の立場に立ち過ぎる嫌いがあり、新人スタッフながらもタツキの“甘すぎる”姿勢に疑問を抱いたり、腹を立てたり…。
そんな折、「ユカナイ」に訪れた母娘がいました。母親の早乙女真白(演じる瀬戸朝香さん)と学校に行けない中学2年生の早乙女綾香(演じる藤本唯千夏さん)。ここで、いきなり話が逸れますが、自身が先日瀬戸市に訪れ、夜に行ったお店が「亜砂佳 (あさか)」で、最寄り駅も尾張瀬戸駅の瀬戸市にある日本料理だから、”瀬戸あさか”だと勝手に盛り上がったことがあったので、まさかの朝香(呼び捨てスミマセン!)の登場で、このテーマとタイミングで奇遇だなぁと嬉しくなってしまいました。笑
・・・で、話を戻すと「ユカナイ」代表の三雲英治(演じる江口洋介さん)は、私立大学の心理学教授で、アートセラピーを取り入れ、タツキにアドバイスしながら一緒にこどもたちの奥底にある気持ちを呼び覚ましていく試みをしていることから、「ユカナイ」のアトリエで綾香がタツキに促された絵しりとりをはじめていくうちに、ある画を描き出します。それをきっかけに少しずつわかってきた綾香の言葉にできない本音。そんな娘の気持ちも露知らず、今後の学力低下を心配する母。そんな真白に向かってタツキは「大切なのは将来より、今ですよ」と語り、最終的には「学校」ではなく「家庭」の問題という核心に触れていくのです。ドラマとは言え、現実に起きていることとして”まさに”と思いました。
タツキがこどもたちと向き合い、徹底して寄り添おうとする姿がある一方、途中、タツキの息子と思しき男の子が家庭の自室で荒れている過去の回想シーンのような場面が挟まれ、今後の展開でその重要な背景などが浮き彫りになってくるのだと想像されます。
ぜひ引き続き観たいと考えていますが、タイトルにもある「甘い」という言葉。教育や指導など人間関係においては、主に”手ぬるい”といったマイナス・ネガティブな意味合いで使われると思いますが、言葉は生き物で変化します。たとえば、食べ物や飲み物において、昨今よく表現される「甘い」はどうでしょう? もはや「甘い=旨い」の意味で使われていますよね? 一昔前だったら、甘くて良い物とそうでない物があって、もしなんでもかんでも「甘い」ではマズイこともあったわけです。ところが、今では果物やお菓子のような甘味に限らず、野菜でもお米でもお肉でも、あらゆるものが「甘くて美味しい!」となっているのです。
これからの教育もきっとそう。旧来的な価値観での手厳しい子育ての方法すべてが悪いとは言い切れない面もあるかもしれませんが、だからと言って「今時のは甘い!」と切り捨て、こどもに真に向き合おうとしない態度は、それこそマズイですね。こどもたちのあたらしい”まなびそだち”は、「甘いがウマイ」関係になり得る気がしています。
そんなの理解できん! と思う方も、一旦それは言うまいと心に押し留めて、自分や自身のこどもには合うまいと決めつけず、こどもファーストな甘い姿勢を取り入れ接してみると良いのではないでしょうか。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
