2025.12.23

伝播

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本日もあけました!
12月23日と言えば、少し前までは祝日でしたね。令和元年からは平日となりましたが、この日が誕生日の「東京の象徴」と言えば、なんのことかおわかりでしょうか?

12月23日は「東京タワー完工の日(東京タワー完成の日)」なんです。1958年(昭和33年)、東京都港区に高さ333メートルの世界一(当時)のタワーが完成しました。それまでは、放送事業者がそれぞれに自前の電波塔から電波を送出していたものの、アンテナの指向性や景観の乱れなどが問題となっていたそうです。そして、1957年(昭和32年)に日本電波塔株式会社が設立され一元化した電波塔が、東京タワーです。当時世界一の高さにもかかわらず、その建設スピードは異例の速さで、着工から完成までわずか1年半の超短期の工事期間だったと言います。
”タワペディア”によると、高さ「333m」は、鉄塔の建設に際して電波科学の権威が結集し、検討を重ねた結果、東京地区のVHFテレビ7局以上と将来開局が予定されるUHFテレビ局が、東京を中心とした関東一円(北は水戸、東は銚子、南は沼津、西は甲府)をサービスエリアとして電波を送る鉄塔に必要な高さと割り出したそうです。また、東京タワー創業者である前田久吉氏は、「どうせ作るならエッフェル塔の高さをしのぐものを。技術が進んだ現代であれば成し遂げることが出来る」との思いも持たれていたようです。

したがって、”高さ333m”のタワーが”昭和33年”に開業したというのは、あくまで偶然ということですが、それだけでは収まらない偶然の連鎖に驚愕しました。それは、冒頭で触れた祝日にまつわる話です。

○明仁親王(当時の皇太子・現在の上皇陛下)のご誕生は、1933年(昭和8年)12月23日
・・・東京タワーの完成は、1958年(昭和33年)12月23日で、高さ333m
・・・明仁親王のご婚約発表は、1958年(昭和33年)11月27日

誕生日が同じというだけでなく、「3」が共通の時機に現れる数字として存在感を示しています。
さらに「3」に留まらず、


○1989年(平成元年)、天皇誕生日が皇位継承に伴い、祝日法が改正され、12月23日が国民の祝日に
・・・塔体新照明が同年完成し、「東京タワー」ライトアップ(現:ランドマークライト)点灯開始(この年、来塔者数1億人を記録

○2019年(令和元年)、天皇の退位等に関する皇室典範特例法(平成29年法律第63号)の附則によって祝日法が改正
・・・同年、メインデッキリニューアルオープン、株式会社TOKYO TOWERに社名変更、「東京タワー」新ライトアップ(インフィニティダイヤモンドヴェール)点灯開始

いかがでしょう?
とても偶然とは思えないほど、節目のタイミングで東京タワーのライトアップがはじまったり、あらたになったりと、シンクロするような重なりが感じられます。

東京タワーの正式名称は、「日本電波塔」であり、2013年まで久しく電波によって多くの人々に情報を届ける根幹としての役割を担ってきました。
上皇陛下は、天皇陛下でいらっしゃったときに、日本国の
象徴であり日本国民統合の象徴として、その御心で国民に広く想いを伝播されてこられたのを、東京タワーがその一挙手一投足を映像として電波に乗せ、国民に伝播してきたという、時代の象徴の足跡が織り成す、なんとも不思議な歴史を感じます。

ご一読いただきまして、ありがとうございました

それではみなさま、よいあけがたを!