2025.08.08
ニャンの
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本日、8月8日「ねこの日」があけました!
「えっ、猫の日は2月22日でしょ⁈」という声が聞こえてきそうですが、確かに日本では”ニャン・ニャン・ニャン”の日で盛り上がる2月22日が「猫の日」として広く知られていますね。ですが、8月8日は、なにを隠そう「世界猫の日」なんです。 なぜこの日なのかという理由ははっきりしていないようですが、動物愛護団体である国際動物福祉基金(International Fund for Animal Welfare:IFAW)が2002年に定め、「人間と猫の友情を深めあうとともに、猫に安全な生活を提供することを誓う日」だそうです。
世界猫の日とは別に、海外でも日本のそれと同じく各国の歴史や文化に基づいた独自の猫の日があるようですので、以下に紹介します。
※特に海外の情報等、調べ切れていない点が多々あるかと思いますが、どうかその点ご容赦の上、ご笑覧くださいませ
▼各国の猫の日
・日本
先に触れた通り、2月22日ですが、1987年に愛猫家たちが集った「猫の日実行委員会」と一般社団法人ペットフード協会が制定した日とのことで、全国の愛猫家からの公募により「ニャン・ニャン・ニャン」と猫の鳴き声に近い語呂合わせで決まったようです。また、日本では「招き猫の日」も存在します。招き猫をこよなく愛する人たちの団体、「日本招猫倶楽部」が1995年に制定した記念日で、9月29日に選定。こちらも”来る福”の語呂合わせだそうです。
・アメリカ
10月29日。動物福祉の専門家によって制定された「全米猫の日」。他にも、猫の保護活動を行っている「Alley Cat Allies」が提唱している10月16日「野良猫の日」や、6月4日「猫とハグする日」、8月17日「黒猫感謝の日」など猫にまつわる記念日が多く存在します。
・イタリア
2月17日。1990年にイタリアの猫の専門誌「Tuttogatto」が読者投票によって決定。イタリアだけでなく、多くのヨーロッパ諸国で同日を猫の日としており、「国際猫の日」としても認知されています。 また、11月17日を「黒猫の日」とし、ヨーロッパや欧米諸国において歴史的に黒猫が「悪魔の使い」「不吉の象徴」などと嫌われ虐待されてきた迷信を払拭し、黒猫たちを守るために制定されたということです。
・ロシア
3月1日。モスクワ猫博物館と「猫と犬」(新聞?雑誌?)の主導により、2004年に制定。
・イギリス
「世界猫の日」と同じ8月8日。イギリスの非営利団体「Cat Protection」が、その年に話題となった猫を表彰する「ナショナル・キャット・アワード」をこの日に開催しています。また、イギリスで捨てられる猫の7割が黒猫とのことで、イギリス最大級の猫専門動物愛護団体が企画した黒猫を祝う日として、10月27日が「黒猫の日」に制定されています。
・台湾
4月4日。民間団体「愛猫族連誼会」が投票により制定。ちなみに、台湾は猫カフェ発祥の地らしく、1998年に「小猫花園(元は猫花園)」という台湾の台北市にあるお店が、世界初の猫カフェと言われています。「他にはないコーヒーショップを作りたい」と考えた店主が、当時飼っていた5匹の子猫をお店で放し飼いにしたことが始まりだそうです。
▼番外編
・マレーシア
「クチン・フェスティバル」
クチン(Kuching)は、マレーシアで最大面積を誇るボルネオ島の北西部に位置する東マレーシア・サラワク州の州都で、マレー語で「猫」の意味。ただ、名前の由来は諸説あり、かつてサラワク川沿いに「マタ・クチン=猫の目」(別名ロンガン)という果物の木が自生していたためという一説があるようです。いずれにしても、実は動物の猫とは関係がない -実際、サラワク州で猫は「ブサッ」と言う- にもかかわらず、猫はクチンのシンボルとしてすっかり定着し、猫の銅像、猫博物館や毎年8月には猫祭りがあり、その第1週の土曜日には猫の仮装パレードで盛り上がります。もちろん動物の猫も町のいたるところでのんびり暮らしているそうです。
猫にちなんだ記念日はまだまだあり、世界でも日本でもこんなにもあるものかと驚くばかりですが、とてもこの場では紹介しきれませんので、興味の湧いた方はぜひ調べてみてください。(茶トラ猫感謝の日、キジ猫の日、あなたの猫の質問に答える日、猫をリスペクトする日等々・・・)
ねこがこれほどまでに世界中の人々から愛されているとは、、、恐るべし”ねこだましい”。
我らが「ねこだま」の誕生日、2025年8月1日を今更ながら調べてみたところ、偶然にも「寅の日」でした!
まさかのネコ科つながりという、これまたニャンの因果か。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!