2025.07.30
魅せる輝き
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今日もあけました!
前回の「キャッツアイ」というタイトルに込めた意味について、実はもう少し深い話(⁈)があるので、添えさせていただきます。
ねこの目のように刻々と変貌する現代を「キャットイヤー」と名付け、そんな未知なる環境において、自ら舞台の花道を切り開く魂の歩みを「キャットウォーク」と称しました。
時代を”ねこの目”に例えたのを”キャッツアイ”というのは英語にしただけだからわかるけど、そんな時代のキャットイヤーにおける歩みがキャットウォークなんて畳み掛けられたらキャットのオンパレードでようわからん、と思われたかもしれません。でも、実はそのキャットウォークにも、キャッツアイが通底しているのです。
キャッツアイという宝石をご存知でしょうか?光を当てたときに中央に猫の目のような一本の光の筋(キャッツアイ効果)が現れる天然石の総称で、その石言葉というものがあるのですが、「洞察力」「直観」「真実を見抜く」「未来を見通す」「自分の進むべき道を照らす」といった意味(ほかにも様々)が込められているそうで、先を見通す力や迷いを断ち切る決断力を与えてくれるのだそうです。”未知なる道を歩む”上で、未来を照らす目「キャッツアイ」は欠かすことのできないものです。
こどもたちは、生まれながらにそういう不思議な力を持っていると私は常々信じている一方、完全に自力ですべてを切り開けるわけでもなく、そこにはなにか頼りになる存在というのも必要だと感じています。暗闇においても仄かにその道筋が見えるような、そんな優しい光があれば、不安や迷いの中においても、きっとより力強く自分を信じて突き進むことができるはずです。そもそも、外からの光がなければ、目も光らないですよね。その目に差し込んでくる光はなにかと考えた時、そこにあるのは、やはりだれかの放つ光でしょう。
以前に、おとなができることは環境をつくることしかできないのではないか、と触れました。それはまさに、おとなの眩しいまでの輝きがこどもたちの目に自然と映ることだと思うのです。
“おとなが楽しい” と “こどもも楽しい”
“おとなが嬉しい” と “こどもも嬉しい“
”おとなが面白い“ と ”こどもも面白い”
輝きはこどもを魅了し、伝播し、同期する。だから、おとなの“輝く魂の生き方”をこどもたちに魅せてあげることが、そのすべてではないかと思うのです。
魅力的な光が”ねこの目”に届いた時、一筋の光がその中に生まれ、やがて輝きの連鎖になっていくのです。
大事なのは、決して見せることではなく、魅せること。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!