2026.03.12
駄
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本日もあけました!
今日は「だがしの日」だそうです。でも、肝心の駄菓子屋さんは今、消滅の危機に瀕しています。
昔は、地域ごとに身近にある存在でした。こどもがお小遣いでも充分買えるほどの圧倒的な価格の安さに加え、単にお菓子を売っているだけでなく、当たりくじやおまけをはじめ、玩具やゲームなども集積したエンタメ要素満載の”遊び場”だったと思います。いわば、こどもにとっての「サードプレイス」であり、そこで交わされる店主をはじめとした地域のおとなとの交流など、社会との接点を自然と持てる、社会の一員として触れ合い存在できる「コミュニティスペース」だったのではないでしょうか。
学校でも、家庭でも、塾でも、習い事でもない、また公園とも違う、「こどもの社交場」としてあらゆるものが凝縮された唯一の場所だと感じます。モノを買うことでお金の計算をしたり、ゲームなどの点数計算もしたり、極めて実用的な形で数字に慣れ親しみながら無意識のうちに社会経済をまなび、こども同士も歳違いが居たり、先生や親ではない”第三のおとな”と話せたり、時に怒られもするような人間関係・コミュニケーションを体得する、社会接続型の超実践的な”まなび・そだち”が当たり前のようにできていました。
そんな有機的で寛容な場が、今や”絶滅危惧種”のように町から姿を消しつつある状況で、こどもが広い世界の社会やおとなからどんどん隔離・隔絶され、貴重な”まなび・そだち”の機会と場所が消えてゆく運命を辿っているのです。
そういう意味では、「ねこだま」はオンライン上の”駄菓子屋”みたいな場所になるのかもしれません。お菓子こそ売っているわけではないものの、色んな生き方・働き方の第三のおとなと、自分の身近な地域に限らず日本全国津々浦々(海外だって!)つながることができ、年齢や住む環境の全く異なるこども同士も様々な違いや距離を超えて、お互いに好きなことで一緒に「駄ばなし」をできるのですから。
文字面をなぞって表現するならば、「(おとなからすると)無”駄”に思えるようなことこそが、”子”どもの成長の源泉となる」から”駄が子”・・・なんて、いい加減なことを言っているように見えるかもしれません。だがしかし、本質を突いているとも感じている、というのが正直なところではないでしょうか。
ご一読いただきまして、ありがとうございました
それではみなさま、よいあけがたを!
